秋の風を感じる季節になりました。
食品売り場でも秋の食材が並ぶようになりましたね。
今日はその中の一つ、韓国料理で良く使う果物、梨(배)の話をしましょう。
梨の原産地は、インド、中国、ヨーロッパ、とも言われておりますが、自然の梨は朝鮮半島にも古くからあったと考えられています。
改良梨の 西洋梨、中国梨 、日本梨、があります。
韓国では一年中梨を販売していて、いつでも手に入りますが、
日本では秋から冬の間しかないので、いつも秋が待ち遠しくなります。
りんご=赤色と、梨=白色の紅白の組み合わせは、韓国の伝統行事や宴会、祭りなど、様々な行事によく使われています。梨が一年中販売されているのは、そのためかも知れませんね。
梨の効能
梨はビタミンはさほど多く含まれていませんが、水分が多く甘味の糖分とカリウム、食物繊維があり、アルカリ性の果物です。
喘息や咳などの呼吸器疾患に特に良く、熱を下げ、便秘、二日酔いに効き、糖尿病予防、肥満、大腸癌予防、コレステロール値上昇を抑え、体内の代謝を良くすると言われています。
また、たんぱく質を分解するため、お肉の味付けをするときに梨をすりおろして入れます。
そうするとお肉を柔らかくするだけでなく、消化を助けることになりますよ。
韓国で焼き肉を食べた後のデザートによく梨が出るのには、そういった理由もあります。
梨の活用法
1.キムチを漬ける時
2.料理に自然な甘味を出したいとき、サラダや酢のものに。
3.肉の味付け、焼肉のたれや、肉の煮込み料理にも使えます。
すぐにできる 梨を使ったカンタン・ヘルシーメニュー
梨と刺身のサラダ丼
作り方
- サラダに梨を入れる
- 刺身を加える
- コチュジャンと酢、はつみつとごま油で伸ばしたピリ辛たれをかける
- ご飯に乗せれば刺身丼の完成!
梨の甘煮冷茶
朝晩涼しくなって過ごしやすいですが、風邪には気をつけましょう。
呼吸器、気管支の弱い方や咳、痰、のどの風邪には、この梨の甘煮をおすすめします。
作り方
- 梨は皮をむき四つ切りにし、芯を取り除く。
- 鍋にかぶるほどの水とはちみつ、生姜を輪切りにして少し入れる。
- 梨が透明になるまで弱火で煮る。
- 粗熱が取れたら冷蔵庫でよく冷やして完成!
梨は幅広く使えます。風邪にも良いですが、デザートにも美味しいですよ〜
今が旬の甘くて美味しい梨を、いろんな料理に是非使ってみてくださいね。
料理が楽しくなりますよ〜