荏胡麻(えごま)油(들기름)が体に良いと注目されていますね。ご存知の方も多いと思いますが、
爽やかな香りとほろ苦さ、くせになる味が特徴の荏胡麻の葉(들깻잎)も栄養価がとても高いことをみなさんは知っていますか?
今回は韓国料理ではおなじみの、荏胡麻(えごま)の葉の話です。
えごまの栄養素・効果
荏胡麻の原産地はインドや中国とも言われています。シソ科で 一年草、夏が旬ですが、今は一年中栽培しています。
香味緑素野菜で、日本のシソと形はよく似ていますが、味と香りは違いますね。
種実は炒って荏胡麻の油と粉にし、いろいろな料理に使います。
「荏胡麻油 」は不飽和脂肪酸、α-リノレン酸(オメガ3)が含まれており、体に良いのはみなさんよくご存知かと思います。
一方、「荏胡麻の葉」は、ビタミンA、ベータカロチンが非常に多く、鉄分、カリウム、ビタミンC、カルシウムなどが含まれており、
- 貧血予防
- 骨を丈夫にする
- 便秘解消
- 美肌効果
- 食中毒予防
- 血圧安定
- ストレス解消
- アレルギー予防
- 抗酸化作用
- がん予防
- 成人病予防
などに効果があると言われています。
えごまの使い方
荏胡麻の油 → ナムルや和えものに、
荏胡麻の粉 → ナムルやスープ料理によく使います。
荏胡麻の葉は、
- 肉や刺身を包む
- 生のものを刻んでサラダや酢の物、和えものに
- サッと茹でてナムルに
- キムチ、酢漬け、醤油漬け、味噌漬け、コチュジャン漬け、などの保存食として
- 醤油にゴマ油、すりゴマ、ネギの小口切りをまぜたタレをかけて蒸す
- 鍋やチゲに香味野菜として
- 乾燥させて油で揚げてお酒のおつまみに
などなど幅広く使います。
焼き肉や刺身をサンチュに包む時に、荏胡麻の葉も必ずと言っていいほど一緒に包みますね。
韓国では胡麻とともに、古くから荏胡麻もよく使われて来ました。刻んだらとてもいい香りがしますよ。
日本では韓国食材店や大手スーパーやデパートても購入できます。
すぐにできる えごまの葉カンタン活用法4つ
- 生のまま刻む。
サラダや和えものに、冷や奴やそうめんの香味野菜に。チゲや鍋の香味野菜としても使えます。 - カリカリちりめんを炒めて冷ましてから、荏胡麻の葉を細切りにして添える。
熱いごはんにのせたり、おにぎりの具材として、又、お酒のおつまみにも良いですね。
- かき揚げや天ぷらに。
荏胡麻の葉は、油と相性がいいですよ。
- 市販のポン酢にゴマ油、すりゴマ、ネギの小口切り、粉唐辛子を入れ、まぜて荏胡麻の葉につけます。
ごはんの上にのせて海苔のようにごはんを包んで食べると、さっぱり味でとっても美味しいですよ。
爽やかな香を楽しみながら栄養たっぷりの荏胡麻の葉をいろんな料理に使ってみてくださいね。きっと大好きな野菜になりますよ。