収穫の季節の秋です。
青い空に食の豊かさを感じる季節で大好きですが、今年の秋は台風や気候の変化が多く一気に冬になるような感じがします。
みなさんはお元気ですか?
今回は、日本で手軽な野菜で作れる発酵野菜のキムチの話をしましょう。
韓国ではもうすぐキムチを漬ける季節になります。元々昔から野菜が無い寒い冬の保存食として作られたキムチの文化は今も続いています。
本格的なキムチを作るのは、最初はなかなか大変かもしれないですが、コツを掴み何回か諦めないで作っていく内に、上手く作れるようになります。
一年中売られている野菜でもキムチを漬ける野菜はいろいろありますが、これから美味しくなる白菜、大根、小松菜、かぶら、そしてからし菜、水菜、ねぎなどなど美味しいですよね〜
新鮮な野菜を塩漬けし、キムチを漬けるだけで発酵していきます。栄養はもちろん、長く保存できるようになります。
みなさんに発酵野菜のキムチをもっと食べて欲しいです。今日は特別に作り方をご紹介しますので、是非作ってみて欲しいですね〜
簡単キムチを漬ける前に
まず、唐辛子粉と旨味成分の塩辛を揃えておくと、いつでも美味しい基本的なキムチを作ることができます。
唐辛子粉
唐辛子はとても大事です。韓国産をお勧めします。韓国では今頃、新唐辛子粉が出てきます。細挽き、中挽き、粗挽き、がありますが、普段の料理やキムチには中挽きでいいですね。
日本でも韓国食材店やインターネットで購入できます。
辛さは辛口、中辛口、甘辛口、があります。辛さは個人差がありますが塩分控えめでたっぷり食べたいなら甘口の唐辛子粉をおすすめします。
冷凍庫で保存すると味や風味を長く保存できますよ。
アミの塩辛
唐辛子粉と同じく日本でも購入できます。アミの塩辛は冷凍庫に入れておいても凍らないので、すぐ使えて長く保存できます。
魚醤
魚醤は日本で手に入るイワシ、ハタハタ、イカ、のどれかをお好みで使いましょう。
その他の材料
おろしにんにく、おろし生姜、ねぎやせり、梨又はりんごおろし、味を調整するための塩を加えれば、基本のキムチを漬けることができます。
小かぶのキムチの作り方
今回は教室でも人気があった小かぶのキムチをご紹介します。
小かぶの根の部分はビタミンCや、でんぷんを分解する成分がある為、ご飯はもちろんのこと、麺類、パン、芋、餅を食べる時でも消化を助け胸焼けしません。
また、青い葉っぱの部分はカロチンがたっぷりあり、ビタミンC、食物繊維もたっぷりで風邪や肌荒れ、便秘、生活習慣病の予防にもいいと言われています。
さて小かぶのキムチを漬けて見ましょう。参考にしてくださいね。
材料
目安です。(野菜や気温によって変わる時もあります)
・小かぶ葉っぱ付き650g
(A)
- ねぎ
- せり(あれば)
- 梨又はりんごをおろしたもの30g
- 唐辛子粉甘口 大さじ2くらい(調節)
- アミの塩辛大さじ1くらい
- おろしにんにく
- おろし生姜
- 塩で最後の味を調整する
作り方
- 小かぶの根と葉はきれいに水洗いして一口大に切る。
- 塩約大さじ2、水2カップくらいを入れて混ぜ、重石を乗せて2時間ほど置く。
- しんなりした小かぶをザルに上げて水気をよく切る。
- (A)を入れて混ぜ合わせる。
- 保存容器にすき間なく詰める。
漬けたての浅漬けから美味しいですが、時間が経つと発酵していきます。
長く保存したい時は冷凍庫の中に入れます。酸味が出ても発酵した乳酸菌なので、漬け汁までいただきましょう。
でもすぐ無くなってしまうほど美味しいですよ!
毎日の食の中でご飯、うどんやラーメン、餅やパン、芋などを食べる時、美味しいキムチがあれば胸焼けしないで消化を助けるようになります。
また美肌、そして風邪の予防にもなります。
発酵すると更に健康に良い栄養素がプラスされます。
まさに発酵野菜のキムチは薬食同源そのものですよね〜