まだまだ風は冷たく寒いですが、梅の花は咲き始めましたね〜
皆さんはお元気ですか?
食事はバランス良く取っていますか?
風邪や風邪気味の時には、大豆スープに粉唐辛子を少々、ネギ、にんにくを少し入れて食すれば、美味しい風邪薬にもなりますね。
今回は、大豆から発芽させて生まれる、大豆もやし(콩나물)コン・ナムルの話です。
大豆もやしの歴史
数千年前、東アジアから生まれた大豆。豆の原産地は昔高句麗族が住んでいた満州と言われています。
豆もやしも古くからあったと思われますが、文書には高麗時代の末10〜11世紀頃に薬として使った記録があると言われています。
西洋にはなかった豆の文化、今わたしたちの家で毎日使う醤油や味噌、納豆、発酵調味料、発酵食品そして油、茹でて作る豆腐や揚げなど、大豆から作られている様々な食品がないことは考えられないでしょう。
そんな優れた食品を作ってくれた先人たちに、ありがたい、感謝したい気持ちでいっぱいになります。
大豆もやしの実力
豆は畑の肉といい、タンパク質や油が多い健康食品ですが、大豆を発芽させてもやしに育てると、タンパク質、カルシウム、鉄分、 ビタミンB1、B2、 Cも多く、大豆にない栄養素が出てきます。
また旨味成分と香りがあり疲労回復、風邪、二日酔いに良いと言われています。
そして、大豆もやしは体の中からスッキリさせる味が出る成分があり、韓国の人が大好きな味、熱いスープなのに시원하다(涼しい)のスッキリ味になるわけです。
シャキっと香ばしい豆もやしは、石焼ビビンパが有名な全羅道のもやしナムルを始め、鍋や煮物、スープやチゲ、もやし炊き込みご飯、和えもの、酢の物、もやしキムチ、アミの塩辛で味をつけるもやしクッパ、などなどいろんな料理があります。
大豆もやしの茹で方
もやしナムルや和えものを調理する時は、大豆もやしを水洗いして、水から茹でます。
茹で加減が1番大事です。
水から茹でる豆に、きちんと火が通るようにする必要がありますが、長い時間茹ですぎると栄養が無くなるだけではなく、茎が痩せて、ふっくらシャキシャキ感もなくなり、豆の部分が取れてしまいます。
茹でてから、茹で汁を捨てるのは非常にもったいないですよ。茹で汁をスープ料理に使うのをおすすめします。
今が旬のあさりをもやしスープにプラス
あさりをもやしスープに少し入れることで、旨味はもちるん、タウリンの吸収を高め、さらにコレステロール値も下げ美容にも良い栄養素も高めます。
味付けはうすくち醤油、粉唐辛子を少々、おろしニンニク、ネギ、を入れるだけ!
素材はシンプルでも、素材の味を引き出す調理法があれば、とっても美味しくできますよ〜
最近はどこでも購入できるようになっている、大豆もやしと小粒豆もやし、どちらでもいいので一度料理に使ってみてくださいね。
ナムルはもちろん、味噌汁やすまし汁、鍋、炊き込みご飯に、茹でて和えものに、炒め物に、酢の物に、いろんな料理に使えますよ。
豆に火が通っていればいいです。
皆さん
今インフルエンザが流行っています。
元気な食卓で、体調には気をつけて〜
追伸:
今回ご紹介した大豆もやしとアサリのスープは、下記で募集を開始した基本クラス、4月のメニューに入っていますよ。